Ikeda Lab.

Research

池田研の研究

対量子計算機暗号の実装

量子計算機が実現したとしても安全な対量子計算機暗号の鍵カプセル化・デジタル署名のアルゴリズムを高速に実行可能なハードウェアの実現及び安全性の評価を行います。

Neural Networkとセキュリティ

高いエネルギー効率が可能なスパイクニューラルネットワーク(SNN)を精度を落とさずに実現する他、安全な暗号文のまま計算可能なTFHEについて研究しています。

秘密分散演算の実装

複数の当事者がそれぞれの入力を秘密に保ちつつ、共同で関数を計算することを可能にするマルチパーティ演算に適したハードウェアを実装します。

耐量子ロジックロッキング

ロジックロッキングは集積回路の知的財産権とセキュリティを守る技術です。量子計算機に対しても強固なロジックロック方式の研究を行います。

高機能暗号の設計最適化

集約署名や属性ベース暗号などの高機能暗号は、通常膨大な計算を伴います。そのため、高性能なアクセラレータが有用であると考えられ、この設計を最適化する研究を行っています。

暗号の安全性評価

専用ハードウェアを用いた場合の面積や演算時間を見積もる手法を提案し、実際の暗号について安全性の評価や計算コストの比較を行います。

ハードウェアの自動設計

アルゴリズムに適したアーキテクチャやデータの依存性を考慮した並列処理のスケジューリングの自動生成や、より抽象度の高い設計に対応するための、Python記述の高位合成手法の実装の研究を行っています。